ほしのさとでの看取りケアの合言葉 「入居された時からが看取りケア」
看取りケアとは?
看取りケアとは、近い将来、死が避けられないとされた人に対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和、軽減するとともに人生の最期まで尊厳ある生活を支援することです。
ほしのさとでの看取りケアの方針は?
自然に、きれいなまま、苦しまず、その人らしく
「最期までその人らしく」を実現するために、日頃からご利用者のあらゆる情報を把握し、全スタッフで情報を共有します。看取りケアは特別なことをするのではなく、共有した情報をもとに日常のケアの延長線上でできることを実施します。また、「入居された時からが看取りケア」の合言葉のもと、ほしのさとへご入居いただいた時から最期まで、その方らしくお過ごしいただくために、あきらめないケアを目指します。
どのようにしたら、その人らしさを把握できる?
ほしのさとでは、ご利用者の苦しみやその方にとっての支えを知るために「支えを見つけるシート」を使用しています。
これは、日々のコミュニケーションの中から知り得た情報を職員間で共有し、日々のケアに活かすために記入します。看取りケアが開始となった際には再度このシートを見直し、どのような条件であればその方が穏やかに過ごすことができるのか、ケアのヒントとして活用します。
食べられなくなったり終末期が近づいた場合はどのようなケアをする?
ご利用者の意思を尊重し、口を開けたくない場合には無理に食事や高栄養のものを決まった時間に提供するのではなく、その方の好みに合わせてお好きなものをお好きな時に提供します。それでも受け付けなくなった場合には、匂いを嗅いでいただいたり、目で見て楽しんでいただいたりできるように提供の仕方を工夫します。
お風呂に入ることが好きな方であれば、最期まで入浴できるようにお手伝いします。寂しい思いをされないように、職員や他のご入居者と一緒に過ごしていただいたり、そばで手足をさすったり、握ったりして安心して過ごしていただけるようにします。苦しんだり、痛い思いをされることがないように、身に着けるものや身体の向きなどにも細心の注意を払います。
そして、ご家族とも一緒にゆっくりと過ごしていただくために、宿泊もできる専用のお部屋を整備しています。
ご利用者様のご家族様からいただいたアンケート
ほしのさとでは、ご本人様及びご家族様のご希望に応じて看取りケアをさせていただいています。
今回はご家族様のご了解を得て、ほしのさとでお看取りをさせていただいたご利用者様のご家族様からいただいたアンケートをご紹介いたします。
ご利用者様とのお別れは、大変つらく悲しいことですが、このように心のこもったメッセージをいただき、スタッフ一同とてもうれしく思います。
ほしのさととご縁をもっていただき、貴重な時間をご一緒させていただいたことに感謝申し上げます。