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2025/01/31 スタッフブログ

介護の質を向上させる最新技術!見守りロボット「aams」導入レポート

介護の質を向上させる最新技術!見守りロボット「aams」導入レポート

こんにちは。施設長の増田です。「夜勤中、もしものことがあったら…」そんな不安を抱えながら夜間業務に従事していた私たちスタッフの日々が、2024年10月のaams(アアムス)導入により大きく変わりました。今回は、その劇的な変化を生の声とともにお伝えします。

※(スタッフ名及びお客様名はすべて仮名)

なぜaams導入を決断したのか?

介護施設で夜勤業務に従事されている方なら、きっと共感していただけると思います。夜間の見守り業務は、常に不安や心配がつきまとうものです。「田中さんは大丈夫だろうか」「佐藤さんの呼吸は安定しているだろうか」。特に看取りケアを行っているご利用者様の居室を何度も見回り、一晩で20回以上訪室することも珍しくありませんでした。

そんな中、スタッフから「もっと安心して夜勤ができる方法はないでしょうか」という相談を受けたのがきっかけです。調べる中で出会ったのが、このaams(アアムス)でした。

aams(アアムス)って何?実際に使ってみると…

aamsは、ベッドマットの下に敷くだけの簡単設置で始められる見守りシステムです。「本当にこれだけで大丈夫?」というのが最初の印象でしたが、使ってみてその精度の高さに驚きました。

実際の現場での体験談

夜勤スタッフ・山田さんの声: 「導入してから数日後、午前2時頃にアラームが鳴りました。慌ててiPhoneを確認すると、3号室の鈴木さんが起き上がろうとしているのが分かりました。急いで駆けつけると、まさにベッドから起き上がろうとしている瞬間。転倒を未然に防げました。これまでなら気づかなかったかもしれません」

日勤・佐々木さんの声: 「睡眠データを見ると、利用者さんそれぞれの睡眠パターンが手に取るように分かります。『今夜は眠りが浅そうだから、少し様子を見てみよう』とか、『深く眠っているから、おむつ交換は後にしよう』とか、根拠を持って判断できるようになりました」

劇的に変わった夜間ケア

導入前の一晩(実例):

  • 午後10時:全居室見回り(90名分)約45分
  • 午前0時:定期見回り 約30分
  • 午前2時:定期見回り 約30分
  • 午前4時:定期見回り 約30分
  • 随時:「何か音がした」「気になる」での個別訪室 10-15回

導入後の一晩:

  • 大型モニターで全床を一括確認 常時
  • アラート時のみの必要訪室 平均3-5回
  • 睡眠を妨げない適切なタイミングでの訪室

この変化により、一晩の歩数は平均15,000歩から6,000歩に減少。スタッフの身体的負担が大幅に軽減されました。

夜勤時のaamsの確認画面 パソコンと65型のテレビをミラーリング(コードレス)で繋いでます。

心に残る導入エピソード

エピソード1:看取りケアでの安心感

ご入居から3年の田中さんの看取りケアを行った際のことです。ご家族が泊まり込みで付き添われている中、aamsのモニターで心拍や呼吸の変化を細やかに確認できました。

「スタッフの皆さんが、こんなに細かく見守ってくださっていたなんて」とご家族から感謝のお言葉をいただきました。最期の瞬間まで、データに基づいた適切な判断で寄り添うことができたのです。

エピソード2:睡眠の質向上で笑顔が戻った

以前は夜間の訪室で頻繁に起こされていた佐藤さん。導入後は、深い睡眠時には訪室を控え、浅い睡眠や覚醒時にケアを行うように。

「最近、よく眠れるようになったよ。朝の目覚めがすっきりして、日中も元気に過ごせる」との喜びの声をいただき、表情も明らかに明るくなりました。

エピソード3:転倒防止の成功体験

「あと3秒遅かったら…」そう語るのは夜勤スタッフの田村さん。認知症で徘徊傾向のある利用者様のアラートが鳴り、カメラ映像と併せて確認すると、まさにベッドから降りようとしている瞬間でした。

「以前なら定期巡視まで気づかなかった。もしかしたら転倒事故になっていたかもしれません」

数字で見る導入効果

安全面での改善:

  • 夜間転倒事故:月平均2-3件 → 0件(導入後3ヶ月間)
  • 緊急時対応時間:平均5-8分 → 1-2分に短縮

ケアの質向上:

  • 夜間訪室回数:一人当たり平均4-5回 → 1-2回に減少

スタッフの働きやすさ:

  • 夜勤時の歩数:平均15,000歩 → 6,000歩
  • 「夜勤が不安」と答えるスタッフ:85% → 23%

現場スタッフのリアルな声

介護福祉士・中村さん(経験15年): 「15年介護をやってきましたが、これほど画期的なシステムは初めてです。『見えない』不安から解放され、根拠を持ったケアができるようになりました」

看護師・松本さん(経験8年): 「医療的ケアが必要な方の夜間監視が、こんなに楽になるとは思いませんでした。バイタルの変化を見逃すリスクが大幅に減りました」

新人スタッフ・木村さん(入職6ヶ月): 「新人の私でも、モニターを見れば利用者さんの状態が分かります。先輩に相談するタイミングも判断しやすくなりました」

経営面でも大きなメリット

生産性向上体制加算Ⅰの取得により、月額約90,000円の収入増となりました。年間では約108万円の増収となり、導入費用を考慮してもプラス収支を実現しています。

これからの展望:データが拓く新しい介護

現在、3ヶ月分のデータが蓄積され、興味深い発見が続いています。

発見例:

  • 午後の散歩を15分延長した利用者様の夜間睡眠時間が平均1.2時間増加
  • 入浴時間を午前から午後に変更した利用者様の深い睡眠時間が30%向上
  • 食事時間と就寝時の体調に明確な相関関係を発見

これらのデータを基に、個別のケアプランをより精密に作成し、一人ひとりの生活の質向上を目指しています。

まとめ:技術と人の心の融合

aamsは単なる機械ではありません。私たちの「もっと良いケアを提供したい」という想いを、最新技術が支えてくれるパートナーのような存在です。

利用者様の安全と安心、そしてスタッフの働きやすさ。その両方を同時に実現してくれたaamsの導入は、私たちの施設にとって大きな転換点となりました。

「設置はベッドマットの下に敷くだけ」という簡単さでありながら、その効果は計り知れません。介護現場で働く全ての方に、この感動を体験していただきたいと心から思います。

 設置はベッドのマットの下に敷くだけで簡単!

最後に

技術の進歩により、介護の現場は確実に変わっています。でも、変わらないのは「利用者様に寄り添いたい」という私たちの想いです。aamsという強力なパートナーを得た今、その想いをより具体的な形で実現できています。

今後は、ご利用者様及びサービス提供者であるスタッフの双方にメリットがないと、機器の導入は進まないと考えています。また、機器を導入するだけでは、宝の持ち腐れになりかねません。効果を検証し、その結果を共有することが、スタッフの理解と協力を得る大きな鍵になると実感しています。

今後も、積極的に専門的なケア(プロフェッショナル)を提供するために、最新技術を積極的に取り入れながら、温かい心を持った介護サービスを提供し続けていきます!     

        

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